23年度音楽特別講座シリーズ
(レクチャー・コンサート)
19世紀ドイツの『家庭演奏会』を愉しむ
…あのベートーヴェンの名曲をピアノ4手連弾編曲で…(終了)
概要
18世紀後半の市民革命は、貴族が独占していた音楽を、広く市民が楽しむものに変貌させました。
また、ピアノに加えられた様々な機構変革は、演奏の場を「家庭」に広げ、数々の名曲がピアノに編曲されました。
そして、その極致ともいえるコンチェルトの名編曲がここに再演されます。
日時・会場・定員・受講料
日時
2023年5月25日(木)14時開演(開場13時30分 終了予定16時)
会場
新百合トウェンティワンホール
定員
200名(18歳以上の方でしたらどなたでもお申込み出来ます)
受講料(税込み)
一般 3,000円 学生 1,500円(要学生証)
プログラム
第1部
ピアノソナタ 様々な連弾編曲
ピアノとヴァイオリンのためのソナタ 第5番「春」Op.24より(ウルリヒ&ヴィットマン編曲)
ピアノ三重奏曲 第7番「大公」Op.97より(ヘルマン編曲)
第2部
ピアノソナタ協奏曲第3番 ハ短調Op.37(シュミット編曲)
演奏
坂本 真由美(primo)/沢田 千秋(secondo)
お話
平野 昭
お申込み、受講料の支払い方法
①~③のいずれかでお申込み・お支払いください。
お申込み期間:2023年4月1日~5月15日(先着順で受付、定員になり次第締切。)
※申込み期間を延長しました。申込み方法により締切時間が異なりますのでご注意ください。
引き続きPeatixは5月24日0時まで、電話・Fax・メール(kcaj@npoacademy.jp)は24日の正午までお申込みを承ります。
Faxとメールでお申込み下さった方は、当日、受付で受講料をお支払いください。
事前に申込みをされない場合、資料等がお渡しできない場合がございますので、必ず事前申込みをお願い致します。
① 受講料を現金でお支払いされる場合(5月24日正午まで)
チラシの申込書に必要事項をご記入の上、受講料3,000 円を添えて、事務局の受付、または新百合会場講座と音楽Ⅲ講座は開講日時に講座受付でお申込み下さい。
②イベント・コミュニティ管理サービス「Peatix」(クレジット・コンビニ払いなど)で受講料をお支払いされる場合(5月24日0時まで)
申込みに当たっては、イベント・コミュニティ管理サービス「Peatix」のアカウント登録が必要となります。お支払い方法によっては手数料がかかる場合があります。
※Peatixの詳しい利用方法等はPeatixのホームページをご参照ください。
はじめての利用ガイド(PDF)(Peatixのホームページ内)
下記よりPeatixのホームページへ移動
↓
Peatix のホームページでアカウント登録し、イベント(講座)に申込む
↓
*受講料は申込み時に事前支払い(クレジットカード、コンビニ払い等)
↓
当日会場で受講
③受講料を郵便局の振込票でお振込みされる場合(締め切りました)
チラシの申込書に必要事項をご記入の上、NPO法人かわさき市民アカデミー事務局へFAXまたは郵送して下さい。申込み確認後郵便局の振込票を郵送いたします。振込手数料は自己負担になります。
ご注意
・お申込みは必ず一人につき1回必要です。
・申込後、事由の如何を問わずキャンセル・返金はできません。予めご了承下さい。
・受講料お支払い後、当日会場へお越しください。
・学生の方は当日受付にて学生証を確認させていただきます。
演奏者プロフィール
坂本 真由美 Mayumi Sakamoto (pf)
東京藝術大学附属高校、同大学卒業。ハノーファー芸術大学卒業。グリーグ国際ピアノコンクール優勝、ケルン国際コンクール優勝、他入賞多数。 ドイツのフィボナッチレコードよりモーツァルトのピアノ協奏曲を収録したCDアルバム(共演:ケルン放送管弦楽団)をリリース。東京藝術大学講師を経て、現在京都市立芸術大学で教鞭を執る。
沢田 千秋 Chiaki Sawada (pf)
東京藝術大学卒業。同大学大学院博士課程を修了。ベートーヴェン交響曲のリストによるピアノ・スコアの演奏及び研究論文にて博士号を取得。ピアノ・トランスクリプションの研究及び演奏がライフワーク。リサイタル、オーケストラとの協演、室内楽・歌曲伴奏奏者として演奏活動を行う。日本ベートーヴェンクライス運営理事。現在、国立音楽大学准教授。
平野 昭 Akira Hirano (お話)
音楽評論家。武蔵野音楽大学大学院音楽研究科音楽学専攻修了。沖縄県立芸術大学教授、静岡 文化芸術大学教授、慶應義塾大学文学部及び大学院文学研究科教授を歴任。研究領域は西洋音 楽史学及び音楽美学、音楽社会学。専門は18世紀及び19世紀の音楽様式論、とりわけ古典派 及びロマン派作品の様式研究。音楽評論活動も。日本ベートーヴェンクライス副代表。
協力
日本ベートーヴェンクライス(BKJ)
…今は19世紀前半、ザクセン王国の商都ライプツィヒ。私たちがお邪魔しているのは、織物商で一角の財を成した商家の居間です。
ライプツィヒといえば聖トマス教会。
J.S.バッハがその音楽監督を務め「マタイ受難曲」(1727初演)等様々な名曲を世に残し、また現存では最古の オーケストラ、ゲヴァントハウス交響楽団(1743設立)やライプツィヒ歌劇場(1693開場)を擁する音楽の都です。
繊維産業が盛んなこの土地で成功した一家の主ですが、音楽への関心も人一倍強く(当地創刊「一般音楽新聞」の購読者!)、 近年急速に小型化され価格も手頃になったことから、音楽愛好仲間の内で一番に、愛する娘の将来の為にもと、ベートーヴェンも 使っていると評判のシュトライヒャーのピアノを購入したという訳です。その隣に鎮座する、ビーダーマイヤー様式の書棚に収められた、 家族の誰も決して手に取ろうとしない「ゲーテ全集」と同様、ピアノは主にとって自慢の「調度品」でもあるのです。
今日は知合いのピアニストとその音楽仲間に演奏を依頼し、気さくな仕事仲間を招いて共に愉しむ 「家庭演奏会」です。
今流行のベートーヴェンをピアノ連弾編曲で聴ける、しかもあの評判のコンチェルトの4手連弾編曲が……期待が高まります。
(主催者注:今回使用するピアノはモダンピアノです)