出版活動のご紹介
新刊
『産業遺産でめぐる川崎の鉄道史』
中川 洋
川崎市は、近代以降急激に都市化と工業化が進み、関東大震災や戦争の被害を受けながらも発展を続けてきました。市域の交 通機関も、川崎市の発展とともに成長し、その姿と機能を変えながら、社会と暮らしを支えています。本書では、幕末維新期から今日にいたる川崎市の社会・産業の発展を、川崎市域の鉄道史という面から明らかにします。 序では川崎の鉄道史を概観し、各章は鉄道路線別に市内のできごと、市民に関する事柄を重点に展開され、鉄道史関連の産業遺産も紹介されています。
ブックレットとは
かわさき市民アカデミーで開かれた講座の記録を基にして、登壇された講師の先生が加筆・修正を行って読みやすい冊子にしたものです。人文学・社会科学・自然科学すべての分野を対象としています。
双書とは
かわさき市民アカデミーの講座にかかわる講師や受講生が特定の研究テーマに基づいて執筆したものです。ブックレットよりも頁数が多く、講座内の学習を発展させた内容となっています。
川崎学双書シリーズとは
かわさき市民アカデミーの「川崎学」講座にかかわる講師が執筆したものです。郷土川崎を知り、地域学として学ぶ絶好の書です。
アカデミー紹介冊子・書籍
かわさき市民アカデミーを全国の皆様に広く知っていただくために作成したものです。
購入するには
アカデミー事務局または北野書店で購入できます。
アカデミー事務局
TEL044-733-5590 FAX044-722-5761
北野書店(川崎市幸区)
本社TEL044-511-5491、店舗本店TEL044-511-5491、FAX044-511-2340
ブックレット
出版番号順に、No./書名/著者名(敬称略)/内容・価格(税込み)の順で表示しています。
『心を癒す』
村井靖児
音楽大学で音楽による癒しを講義する精神科医が語る「癒し」の療法とは? 教室で実演された音楽療法は受講者に何をもたらしたか。
『食は文化なり』
樺山紘一
「文化としての食」を、飢餓・飽食・禁忌・美食という観点から歴史的に記述する。人類の飢餓との戦いの歴史、豊食と飽食はどうちがうかなど、興味深いテーマが並ぶ。
『明治の精神を考える』
松本三之介
明治の思想に共通する国家的精神・進取の精神・武士道精神や独立自尊・多元的政治を説いた福澤諭吉について言及。日本思想の優れた入門書。
『ジャーナリズムの世界に生きて』
原 寿雄
社会部記者として現場で体験したさまざまな事件と読者の知らないジャーナリズムの現場。著者の自戒。新聞の読み方にも目を開かせてくれる。
『憲法のいま・憲法とわたし』
奥平康弘
日本憲法成立の歴史、憲法を私たちが半世紀にかけて育て自分のものにしてきた歴史。憲法学者である著者はその歴史にどう関わってきたか。
『文学の中の日本語―深く読むために』
塩﨑紀子
森鴎外『舞姫』や大江健三郎『僕が本当に若かった頃』などをテキストに、言葉と表現、そしてニ青年のアイデンティティ問題へ深く読み進む。
『いま宮沢賢治を読みなおす』
小森陽一
『春と修羅』(宮沢賢治という多面体)、『山男の四月』(資本主義の恐怖)を取り上げ、時代背景との関連、賢治の多様な関心を交えて解説。
『ヨーロッパ美術における死の表現 ―中世民衆の文化遺産「死の舞踏」』
海津忠雄
イタリア・ピーサの壁画《死の勝利》やホルバインの版画をはじめ、中世期から近世初期に全欧に広がった《死の舞踏》において、「死の表現」はどのような人間観を表しているか、また、それが近代美術に及ぼした影響について言及。
『ピアノ進化の歴史と演奏家 ―いい音を求めて』
村上輝久
1950年代に調律師となった著者は、世界の一流ピアニストに信頼され、世界中の演奏旅行に同行する。いい音とはなにか/多くのピアニストとの出会い/ピアノ発達史と作曲家/子どもと音感教育/日本のピアノ教育のあり方/などのテーマで語る。
『藤沢周平の世界へようこそ』
和田あき子
藤沢作品の全体像を語る第1部「藤沢周平の世界」と、藤沢が長年住んだ東京・大泉学園から見た第2部「作家という生活者」、および詳細な作品年年譜。藤沢ファンはもちろん、これから藤沢を読んでみようという人にとっても必携の書。
『セザンヌを愛するために ―その人生と芸術』
末永照和
印象派から出発し、固有色やしっかりした画面構成を取り戻し、フォービズム・キュービズムなど20世紀絵画に大きな影響を与えたセザンヌ。その生涯と制作の歩み、その絵画の特徴を、代表的作品のカラー写真とともに紹介する。マネ、ピサロや作家ゾラとの交流など、19世紀末フランスの芸術家の社会のありようも興味深い。
『日本文化と能・狂言』
坂井孝一
筆者は日本中世史専攻の歴史学者だが、学生時代から能に親しみ自ら演ずる。その筆者が、古来の芸能から世阿弥による能の大成までの日本の伝統芸能の歴史、能・狂言の基礎知識(能の舞台、演者、能面、能の動作、謡と囃子、夢幻能と現在能)、能に象徴される日本・東洋の思想と西洋の思想の違いをわかり易くまとめる。
『「鎖国」を見直す』
荒野泰典
近年、日本史のさまざまな分野で歴史の見方、捉え方、歴史的事実の見直しが進んいる。本書は、「江戸時代はいわゆる鎖国ではなかった」として、長崎・対馬・琉球等を窓口とする日本の豊かな国際j関係を語る。ではなぜ「鎖国」と言われたのか。そこには鎖国ではないが人々の自由な往来を厳しく制限した幕府の政策を批判的に見ていた人々の思い、さらに江戸政治に対するヨーロッパの見方の変化があった。
『グローバリゼーションとは何か』
遠藤誠治
格差と不均衡をもたらしたグローバリゼーションとは、「科学技術の進歩に支えられた人・情報・財の交流の高度化がもたらす政治・経済・社会構造の再編成過程だ」と著者はいう。これに対するアンチ・グローバリズムの諸潮流、グローバリゼーションに伴う国家の変容、そして市民社会のグローバル化、グローバルな民主主義をどう実現するか。
『絵本編集者の眼 ―エッツ「もりのなか」を読む』
松居 直
「もりのなか」「わたしとあそんで」「海のおばけオーリー」など数多くの絵本をつくったアメリカの絵本作家マリー・ホール・エッツの作品と人生を通して語る絵本と子どもの世界。「父親は現実の体現者。父親の姿が見えないと、子どもの成長に支障がでる」「ごっこ遊びは、子どもの内面を豊かにする」「子どもが一人でいることも大切。孤独と沈黙と静寂の中で子どもは自分のことばにきづく」など。
『パリのカンディンスキー ―その素材と技法と』
西田秀穂
表現主義、華麗な色彩の抽象絵画、20世紀の新しい美術を切り開いた一人であるロシア人画家ワシリー・カンディンスキーは、1934年ナチスに追われてパリに移り住み晩年を過ごす。戦時下のパリで画材の入手にも事欠き、工夫を重ねて制作した数百点をカンディンスキーは、ロシア民衆に贈ると遺言したという。あまり知られていないパリ時代の制作活動と生活を愛情をこめて語る。
『子どもの本とは何か』
清水眞砂子
子どもの本の真髄とは「人生は生きるに価する、成長するって素敵なこと」だと子どもたちに伝えることだという。だからハッピーエンドでなければいけない。子どもだって人生が光だけでないことを知っている。一週間に一時間の幸せな時間があれば生きられる・・・ 「ゲド戦記」の翻訳者で知られる著者の子どもをめぐることばは、こどもというもの・人間というものの本質に気づかせてくれる。
『「平家物語」誕生の時代』
日下 力
『平家物語』成立時期の検証に始まって、物語に盛られた数々のエピソードは誰がどんな思いで語ったものだったか。この物語が書かれた時代の思潮と社会状況は。そして戦いに生き残った人々のその後は……引用を交えてテンポよくすすむ語り口も楽しい。
『麗しのサンクトペテルブルグ』
中村喜和
前半は、世界で最も美しいといわれる町ペテルブルグの、ロシア帝国の首都としての200年余の波乱万丈の歴史と魅力的モニュメント。後半は、日本に関する多くの著作を残したゴンザ少年など、江戸から明治時代の日本から漂流等でこの町を訪れ、確かな足跡を残した日本人の物語。
『文学に見る女と男・その愛のかたち ―泉鏡花と夏目漱石』
久保田 淳
泉鏡花『売色鴨南蛮』と夏目漱石『虞美人草』を取り上げ、二人の作家としての生い立ちと、そこに現れた女性観、恋愛観を分析する。さらに後半では、筆者と評論家・江藤文夫が対談の形で、二人の作家の文体や構成の特徴、作品の背後にある文学的伝統の楽しさ、そして明治の日本文学が教科書から消えて読まれなくなったことが若者人間理解に及ぼすマイナスへの憂い等々、興味深い。
『社会福祉思想の革新 ―福祉国家・セン・公共哲学』
山脇直司
社会福祉が単なる政策上の問題だけではなく、現代の大きな思想的争点であるという認識から、19世紀より20世紀に至るまでの社会福祉思想の展開を概観し、21世紀に入ってどのように革新されるべきか考える。アマルティア・センの包括的福祉思想や、新しい学問である公共哲学の紹介を通じて、従来の福祉国家思想を超える新しい社会思想の可能性を探る。
『世界の中の日本経済 ―ドル危機から日本経済のシステム改革まで』
伊藤正直
経済理論の違いは、根底にある人間観やそれに基づく企業や人々の行動原理の違いによるものであるという問題関心をもちつつ、1970、80、90年代の日本経済と、近年の橋本六大改革、金融危機、小泉構造改革などを分析する。 「失われた十年」の後、日本がどのような方向に行くのか、世界経済の動向を見ながら考える。
『京都学入門 ―京都の風土と文化を考える』
村井 守
多くの人々を惹きつける京都について、政治・街・寺社・庭園・暮らし・文学の六つの切り口から分析する。遺跡や文化財、町並みは自分で確かめて、自分の心に響いた時に本当の喜びがあるという立場から、実際に京都を訪れることを前提として書かれている。
『ノンフィクションの現場を歩く ―台湾原住民族と日本』
柳本通彦
1987年から台湾に渡り、地道な取材を通じて台湾史の発掘作業を続けるノンフィクション作家が、原住民の過去と現在を語る。日本兵として戦った山岳民族や、日本の工場で働かされた少年工など、戦後60年を経て風化していくおそれのある史実について詳述。
『天寿を全うするための科学技術 ―光触媒を例にして』
藤嶋 昭
「科学技術の最終目的は天寿を全うすることに寄与することである」という境地に達した光触媒の世界的権威が、快適な生活空間を作ることができる科学技術を分かりやすく解説する。研究余話、理科教育論などの21編のコラムや、著者が選ぶ46編の「心に残る名言」も収録。
『フランドルの美術 ―カンパンからブリューゲルまで』
岡部紘三
現在のベルギー西部からフランス北端にかけての、いわゆるフランドル地方における15世紀初頭から16世紀中葉までの美術を概観する。口絵カラー2頁に8枚の絵画掲載。また、本文中には74枚掲載。
『教育の古層―生を養う』
寺崎弘昭 ・周 禅鴻
教育の語源に関して、仏教学、倫理学、人間学などの人文諸学を背景としながら多角的に分析する。ヨーロッパ、アジアの広域にわたる教育思想を研究している2人の教育学者による対話を活字化。
『働く人のメンタルヘルス』
松坂利之
近年、仕事や職業生活に関する強い悩み、不安、ストレスの存在を訴える人が増加傾向にある。 本書では、ストレスとは何か、ストレスに強い生活スタイルはどのようなものか、自分でできるストレス対処法などについてふれ、ストレスに屈するのではなく、むしろストレスを活かすことで「生き生きとした人生」をおくる道について考える。
『市民のオーラル・ヒストリー ―歴史を書く力を取り戻す』
酒井順子
1970年代以降に英米で民衆史研究の手法として発展したオーラル・ヒストリーを、日本の第一人者が分かりやすく解説する。前半で、オーラル・ヒストリーをめぐる諸議論を紹介し、後半では研究を進めていくにあたっての具体的な手順について述べていく。
『時代に挑む巡礼者 ―傷病者巡礼が問いかけるもの』
寺戸淳子
フランスにあるカトリックの聖地ルルドに向かう巡礼を取り上げ、それが人々にどのようなメッセージを発してきたか、また、同時代にどう答えてきたのかというテーマで論じていく。イベント性が高いルルド巡礼の歴史や現状、将来像について、現地の写真とともに詳述する。
『四国遍路文化論―接待の創造力』
浅川泰宏
日本の著名な巡礼である四国遍路。新進の宗教社会学者が、今日人間疎外の克服策として巡礼が注目されているという現状認識から出発し、17世紀以降、約400年にわたって人々がつくりあげてきた交流の歴史、接待文化について解説する。当地の写真や図表を多数掲載。
『多文化社会を考える ―ドイツの変容と日本の未来』
岡本奈穂子
今日世界で移民問題が大きなテーマになっている。文化的背景が異なる人々が共に暮らす多文化共生を重要課題と位置づけ、1950年代半ばに外国人労働者の受け入れを始めたドイツの現状と、1990年代以降外国人の増加と定住化が進んだ日本の今後について検証する。
『3.11の政治学 ―原発・震災事故があぶり出したもの―』
杉田 敦
未曾有の災害、東日本大震災。その直後と半年後にかわさき市民アカデミーで行われた2回の講座の記録をもとに、震災後の日本社会に起きている諸現象について、政治、政治学の視点から語られている。そのなかで、セキュリティ、権力、ガバナンス、民主政治など政治理論の重要なトピックもわかりやすく解説されており、具体から学ぶ政治学の入門書にもなっている。震災以後の社会のあり方、政治のあり方についてお考えになりたい方に、また広く受講生の皆さまにおすすめしたい一冊です。
『岐路に立つ中国と日中関係 ―歴史と現在、そして今後の可能性』
川島 真
2012年秋、中国は習近平の新しい体制に移行した。近代以降の政治・社会・経済・外交の歴史、ポスト改革開放、ガバナンスの維持、ナショナリズムなど現在の中国が直面する問題、政経分離から新しい局面を迎えた日本と中国。岐路に立つ中国の政治外交と日中関係、その歴史と今後を考える。2012年アカデミーフェスタ講演の記録。
双書
出版番号順に、No./書名/著者名(敬称略)/内容・価格(税込み)の順で表示しています。
『樺太からクアラルンプールまで ―出陣学徒の自分史』
福冨伸康
樺太での子供時代、大学から学徒出陳で戦地へそして捕虜生活から帰還まで。定年後かわさき市民アカデミーで学んだ著者が当時を振り返る。
『「試み」の政治学 ―自治体の挑戦』
篠原 一
分権推進運動や川崎市のオンブズマン制度、子ども権利条例、かわさき市民アカデミーの創設等の試みに関わってきた政治学者による近代社会(第二の近代)の分析。新たな市民社会の可能性。
『高度成長の光と影 ―政治と文学の窓をとおして』
篠原 一・和田あき子 編著
政治および文学の演習に参加した市民と専門家が共同でまとめた論考集。「第一部 市民社会の誕生」では、高度成長への道と、新しい社会運動の発生を分析。「第二部 時代と作家」では、高度成長期に活躍した、松本清張、司馬遼太郎、藤沢周平の位置づけと高度成長社会へのスタンスを分析。
『モーツァルトの新世紀を語る ―生誕二百五十年祝年記念エッセイ・トーク集』
海老澤 敏
かわさき市民アカデミーで音楽講座を担当してきたモーツァルト研究の第一人者が、モーツァルト生誕250年である2006年の1年間を中心に執筆したエッセイや、講演、対談、インタビューなどで語った談論を集録。「第1部 エッセイ・祝年のモーツァルト」「第2部 トーク・静かに聴こうモーツァルト」の2部構成。
『デモクラシーの展開と市民大学 ―大正から現代まで』
かわさき市民トークの会 編著
篠原 一 監修
かわさき市民アカデミーの受講生有志が、市民大学の歴史と現代的意義について考える。大正期信州の上田自由大学、敗戦直後の京都人文学園、静岡の庶民大学三島教室、高度成長期の世田谷市民大学、かわさき市民アカデミーと市民大学の系譜を追い、民主主義の醸成と社会教育史上の意義を問う。資料編や事項・人物索引も充実。
『社会のためのデモクラシー
―ヨーロッパの社会民主主義と福祉国家』
小川有美編
宮本太郎・水島治郎・網谷龍介・杉田敦著
ワーク・ライフ・バランスの進んだオランダ、性別や障がいによる不平等を作らない北欧、経済だけでなく生活の質や環境の先進国でもあるドイツ、これらのヨーロッパ福祉国家をリードした社会民主主義は、グローバル化の中で国際競争、財政危機、資本と人の移動(移民)によって大きく揺さぶられながらも、社会民主主義政党は依然として多くのヨーロッパ諸国の二大政党の一角として責任を担っている。本書では、ヨーロッパ社会民主主義の経験(サクセス・ストーリーと現在の問題・ジレンマ)に日本が何を学べるかをテーマとした連続講座の記録と、新たにまとめられた総論、また補論としてヨーロッパ政治史研究を牽引し、アカデミーの開学に尽力された篠原一先生の追悼特別講座での講義を採録している。各研究領域の第一線で活躍する講師陣による執筆。
川崎学双書
出版番号順に、No./書名/著者名(敬称略)/内容・価格(税込み)の順で表示しています。
『武蔵国橘樹官衙遺跡群の古代学 ―国史跡・橘樹郡衙跡と影向寺遺跡』
村田 文夫
平成27年3月、国史跡に指定された橘樹郡衙跡と影向寺遺跡(川崎市高津区・宮前区)について、長年研究に携わってきた考古学者が発掘の背景やその歴史像を分かりやすく解説する。図版・写真を多数掲載。
『名刹王禅寺-川崎市麻生区所在』
三輪 修三
中世中・後期に注目すべき活動を示した王禅寺(川崎市麻生区)は、幾度かの火災等により寺所蔵資料を失ったため、その寺史は謎に包まれている。本書ではあえてその謎に挑戦する。
『県史跡・東高根遺跡―公園に眠る古代遺跡』
小薬 一夫
県立公園に眠る東高根遺跡。川崎を代表する弥生時代の大規模集落として今なお大切に保存されているものの、保存されているが故に未解明な部分が多い謎の遺跡。限られた資料の中から弥生時代の集落について紹介。更に附編に長尾周辺の遺跡ガイドを掲載。
『縄文海進と子母口貝塚―先史時代の川崎の海を復元する』
松島 義章・村田 文夫
地球温暖化が進んだ縄文時代。極地の氷が溶けて海面は現在の水面より上昇した。それが縄文海進。その動態を貝などの古生物学と貝塚などの考古学から復元する。
『産業遺産でめぐる川崎の鉄道史』
中川 洋
川崎市は、近代以降急激に都市化と工業化が進み、関東大震災や戦争の被害を受けながらも発展を続けてきました。市域の交 通機関も、川崎市の発展とともに成長し、その姿と機能を変えながら、社会と暮らしを支えています。本書では、幕末維新期から今日にいたる川崎市の社会・産業の発展を、川崎市域の鉄道史という面から明らかにします。 序では川崎の鉄道史を概観し、各章は鉄道路線別に市内のできごと、市民に関する事柄を重点に展開され、鉄道史関連の産業遺産も紹介されています。
アカデミー紹介冊子・書籍
出版番号順に、No./書名/著者名(敬称略)/内容・価格(税込み)の順で表示しています。
『かわさき市民アカデミー―学び ひろがり 深まる―』
認定NPO法人かわさき市民アカデミー
神奈川県川崎市を拠点とする市民大学であるかわさき市民アカデミーの取り組みを多くの皆様に知っていただきたいという関係者の思いを形にした冊子。 主な内容は、1 福田市長―藤嶋理事長対談、2 専門家と市民がつくるアカデミーでの学習、3 市民活動とアカデミー、4 行政(生涯学習財団)とアカデミー、5 シニアの生きがいとアカデミー、6 地域貢献とアカデミー、7 事務局機能。
『楽しい学びの園で』
認定NPO法人かわさき市民アカデミー
2018年に開学25周年を迎える中、アカデミーの受講生・講師あわせて52名の執筆により、「学びの中での思い、気づき」「学びの中での出会いと別れ」「学びを広めたい」の3章で構成された書籍。